工務店社長の後悔---「あんな事、言わなければよかった」職人二人を失った話
こんにちわ!N-プラスMovieです。
今回は異業種から家業の工務店を継いだ2代目社長が、有望な職人が辞めて初めて気づいたあるエピソードをご紹介してみようと思います。
家業を継いだ、元ITエンジニアの社長
工務店の社長、48歳。もともとIT企業でSEをしていた彼が、父の会社を引き継いだのは38歳のとき。社員10名、地元で30年続く小さな会社です。
建築の知識はほぼゼロからのスタート。でも、IT時代に培ったプロジェクト管理の感覚を活かして、工程の見える化や顧客対応のデジタル化を少しずつ進めてきました。
「わからないことだらけだったけど、とにかく走り続けるしかなかった」と社長は振り返ります。
頼りにしていた、二人のベテラン職人
社員の中で特に存在感があったのが、50代の大工・Aさんと現場監督のBさん。父の代からいるベテラン二人で、現場のことも、お客さんとの関係も、ほとんど任せていたそうです。
「自分が知らない部分は、あの二人がいれば大丈夫、って正直甘えていました。」
でも、会社の方向性をめぐって、徐々に意見がぶつかるようになっていきました。
SNS発信、ZEH対応、モデルルームの整備——新しいことに積極的な社長に対して、ベテラン二人は「今まで通りのやり方でお客さんに喜んでもらってきた」というスタンス。
会議のたびに空気が重くなっていきました。
言ってしまった、あの一言
ある日の会議で、いつものように意見が平行線に。そのとき社長は、強い口調で——
「AさんやBさんたちのやり方は、もう古いんですよ‼」
その場は静まり返り、二人は何も言いませんでした。
そして翌月、相次いで退職届が届きました。
「引き止めようとしたけど、もう遅かったんです。あの一言が二人が積み上げてきたキャリアと誇りを、全否定してしまったんです。」
二人を失って、気づいたこと
二人が去ったあとの現場は、正直かなり大変だったそうです。それでも何とか乗り越えながら、社長はあることに気づきます。
「Aさんたちが守りたかったのは、古いやり方じゃなくて、お客さんとの関係性だったんだと思います。顔を見て、話を聞いて、手を動かす。それがうちの会社の強みだったんだ。と、今になって気づきました。」
新しいことへの挑戦と、今あるものへの敬意。その両方が大事だったと、失って初めて腹に落ちたとおっしゃっていました。
経営って、結局は人だよな~と思う
建築の仕事ってモノをつくる仕事だけど、根っこにあるのは人と人の信頼ですよね。
社長だから正しいわけじゃないし、キャリアが違えば見えているものも違う。
これはどの業界であっても同じ。
社長は今、新しいメンバーと一緒に会社を立て直しています。
「あの二人に直接謝ることはまだできていないけれど、現場での言葉の使い方だけは、あの日以来変わった。」と話していました。
「あのとき、違う言い方ができていたら…」——そう思っている社長さん、あなただけじゃないと思いますよ。
最後に…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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